夜叉ヶ池 泉鏡花

妖怪と物語、そして地域性を持ったものとして、泉鏡花の夜叉ヶ池をセレクトしました。



玉三郎演じる夜叉ヶ池はこちらからどうぞ。全14に分かれています。

冒頭から、干ばつによる水不足なので、乳で目を洗うとかしれっとやります。


私の好きなカットはこちら

蟹五郎と鯉七に文を持った鯰入が合流し、夜叉ヶ池の魑魅魍魎がぞろぞろ出てくるシーンです。

姫様が文が見えないので、発光しましょうなんていう訳のわからんシーンもあります。

物語を簡単に紹介しますと、夜叉ヶ池の伝説を確かめようと学者は訪ねてきます。そして、美しいお百合に出会う。夜叉ヶ池の鐘は日に三度つくことで村を水害から守っている。しかし、村人は池を気味悪がり、鐘の教えを迷信であるという。お茶代の代わりに面白い話をとねだられ、学者の失踪した友人の話を聞いていると、奥に隠れていた男性が自分の友人であることに気がつく。お百合は彼が俗世に帰ってしまうのではと不安がるが二人は再会を喜ぶ。男は友人と同じく夜叉ヶ池の伝説を確かめにこの地を訪れ、鐘守に目の前で死なれ、鐘守として気づけば30年もの間、伝説に巻き込まれていたという。

その間、村人たちは干ばつから村を守るべく、生贄を捧げよう、生贄ならばと美しいお百合が選ばれてしまう。

池の方では、蟹五郎と鯉七がブツブツと文句を言いながら池の掃除をしていた。そこへ隣の池から文を届けに鯰入が現れる。池の主である龍神、白雪の姫は隣の池の主を恋し愛しと会いたがり、乳母に叱られる。

村が騒がしく、夜叉ヶ池を見に行っていた二人が戻ると村人たちは百合を生贄にする支度をしていた。



展示前に体調を壊すなどのアクシデントに見舞われ、携帯で同期と連絡を取りながら設営を進めてもらい、なんとか展示に持ち込みました。

迷信だと笑う村人と生贄にしようと迫る村人



池の住人

蟹五郎(上)と鯉七(下)


白雪の姫


鯰入



サトリ

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