ハンス・ベルメール
ファースト・ドールの骨組みのラインが滅茶苦茶かっこいいなと惚れたのが始まりで、写真のセンスや球体の扱い方が逸脱している。後にも先にもこの人を越える人はいないでしょう。低俗すれすれなシュルレアリストです。
私が好きなのはこちらの動画です。
球体関節人形も好きだけれど、私はどうも作品を”モノ”として割り切った作家が好きなようで、人間としての表面的リアリティを追求したものよりも、生々しいまでの内面的リアリティを好みます。故に、わざと球体を誇張したり、腹の空洞や骨組みの露出した、または人間であればありえない繋がり方、壊れ方をした作品に感動を覚えます。時として残虐で歪で奇妙さや怖さすら覚える、技術だけでは成しえない世界観こそその作家自身の真価が感じられるように思う。
フランス語字幕ですがベルメールの紹介ムービーです。
ドローイングはこちら。ちょいちょい性的描写が混じりますが、線がめちゃんこかっこいい。
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