夜市 恒川光太郎著

気がつけば、次のページをめくってしまう、非常に魅力的で脳裏に浮かぶ鮮やかな映像や空気感に飲み込まれます。来年の夏も、また読みたくなる、そんな一冊。



あらすじ

色鮮やかな夜市の提灯、行灯の灯りに照らされ、迷い込んだ奇妙な市場。

店に並ぶものは、どれもおかしなものばかり。

幼い裕司は野球選手の器と引き換えに弟を人買いに売る。

野球選手として成長した裕司だったが、夜市が開かれるたびに弟への罪悪感に苛まれていた。

そして、弟を買い戻すため、裕司は再び夜市に訪れる…


もう一つの短編小説として「風の古道」こちらが、かなり私は好きです。

日本らしいホラー要素で、怖い!というよりもじんわりと働きかけてくるような、途中泣きたくなるような、そんなホラー小説です。夏の夜に是非。



こちらの小説もおすすめです。

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